傷付いた数だけ美しく輝く
シーグラスは、浜辺や海辺に漂流して流れ着いたガラス片です。 ビーチグラスとも呼ばれ、長い年月をかけて波や水の中で揉まれてきたことで、角がなく丸い形をしています。 普通のガラスのように透明感はあまりなく、表面は曇ったような風合いをしています。
正体は人間が廃棄したゴミ
美しいシーグラスの正体は、私たち人間が廃棄したゴミ。海に投げ捨てられたビンや、割れてしまった漁具などが、年月を経てシーグラスとなっていきます。海洋ゴミであるシーグラスがない海こそが、綺麗で地球に優しい海なのです。
数百年前の空気を抱いて
シーグラスは、長い年月をかけて海の中を彷徨い、波や砂利などに揉まれて、ガラスの破片から美しいシーグラスへと姿を変えていきます。 ガラスからシーグラスになるまでの期間はさまざまで、数十年から、長いものでは100〜200年もの歳月を経て、浜辺に流れ着くものもあります。
出逢えたら奇跡なレアカラー
シーグラスの色は、その元となったガラスの色に依存します。 例えば飲料の容器として利用される緑、透明、茶色、水色など、多く使われるカラーガラスがシーグラスとして頻繁に見られます。 珍しい色は灰色・紫・赤・黒で、赤はおよそ5,000個に1個、最も稀なオレンジは10,000個に1個程度の割合です。
大自然の持つ癒しの力
シーグラスは、奇跡の出会いを引き寄せる「運命の石」と呼べる力を持つとも言われています。 また、生命の起源ともいわれる海のようなパワーをもたらし、生命力を高める効果があるとも言われています。 シーグラスからは、マイナスイオンが出ていると言われ、その効果はトルマリンの3倍と言われ、ストレスやイライラに効果があるようです。
人魚が零した透明な祈り
海に落ちたガラスが、自然の中で研磨されたシーグラス。表面はマット加工したような手触りへと変化しますが、波打ち際など、水に濡れるとツヤツヤと透明に輝きます。その美しい見た目から、別名『人魚の涙』『浜辺の宝石』とも呼ばれています。
作品に使用するシーグラスは
浜辺の清掃活動をしながら
作家自身が採集した天然のシーグラスのみ。
アクセサリーとしてもう一度輝けるように
丁寧に洗浄や下処理をして
1点1点、手作業で仕立てます。
心と環境にやさしいアクセサリーを通して
地球の未来のために
ゴミの捨て方やリサイクルについて
考えるきっかけになれたら嬉しいです。